【どこか知性を感じさせる縦型トートバッグ】
上品な佇まいを持つ縦型トートバッグ。ビジネスシーンでは、アイロンでプレスしたシャツのような張り感のある洗練された佇まい、カジュアルシーンではラフに羽織るシャツのように、悪目立ちしないデザイン。持つだけで知性を感じさせるプレーンなデザインも特徴。ハンドル幅はあえて20mmに設定し、口元からの立ち上がりを240mmにすることで繊細さを表現し、ハンドルの付け根には厚みを出し、力強さも感じさせる。簡易的ではあるが、羽付きのファスナーを装着して目隠しと雨避けの機能も備えている。
仕立てはシンプルな一枚仕立てで、縫製箇所以外の革は原厚のままで仕上げ、革裏も丁寧に目止めされている。一枚仕立ての鞄としては珍しく2室構造にし、外ポケットはくり抜き式で使い勝手も考慮した作りに仕上がっている。
【静かな存在感を纏う、レザーアクセサリー】
上品な佇まいを表現するためには素材と仕立てが重要。控えめでありながら、確かな品格を湛えるエンボスレザー。
シンプルでありながら張りとアジのあるエンボスレザーと縫製にこだわり、外見の美しさだけでなく、素材選びと仕立ての技にも揺るぎないこだわりがある。
原皮にはキメが細かく強度に優れた北米産ステアを採用。
その後、国内で仕上げたエンボスレザーは、継ぎ目が目立たぬよう丁寧に加工され、自然な張りと奥行きを備える。
縫製には専用のミシンを用い、革を裏返すことなく外縫いで仕立てることで、構造の美しさと端正な印象を両立させている。
【張りのある上品なエンボスレザー】
ガンゾでは珍しいエンボスレザーを使用。昔ながらの技法をベースに、近代ヨーロッパで主流となっている水性仕上げを施し、マットな見た目と優しく手に吸い付くようなタッチ感を持つレザーを完成させた。このレザーの特徴として、水性仕上げのため、硬化剤をトップに使用しており、時間が経過するほど硬化し、色落ちなどを防ぐ。その結果、メンテナンスフリーに近い革に仕上がっている。