
ABOUT
コードバンとは、馬の臀部から僅かに取れる
非常に美しい層のことです。
よく目にする高級ランドセルのコードバンは、
汚れや雨から革を守るため、
顔料仕上げが施されています。
始めは鏡面のように美しい表情を持ちますが、
年月を重ねるごとに表面の顔料が劣化していき、
ひび割れや顔料剥れなど、
劣化へのエイジングが始まります。
GANZOではタンニンで鞣された
ヌメのコードバンを下地に、
独自の染料で水染め、
その後オイルフィニッシュを施します。
こうした行程を行うことで
独特の透明感ある表情を保ちながら、
使い込む程に色艶が変わり、
美しくエイジングされていきます。
コードバンの曲げに強くシワが入りにくい性質を活かし、
革小物に加工した“パイオニア”である
GANZOならではの
新しい商品を幾つも生み出しています。

POLICY
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品 質
コードバンレザーは非常にデリケートです。常に先を見越して原皮の仕入れや工程作業を行い、季節の変わり目には温度調節にも気を配りながら、丁寧に製造をしています。こうした手間を惜しまずに作られたコードバンは扱いやすく、柔らかい布などで乾拭きするだけでも、十分な艶がでます。
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加 工
約10ヶ月間、丹精込めてコードバンを仕上げていきます。原皮選びから鞣しまで一切の妥協を許しません。そのこだわりが独特の光沢と重厚な質感を生み出します。
CRAFTSMANSHIP
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染 色
透明感のある美しいコードバンの秘密は、水染めという製法で革を敢えて芯まで染めないことにあります。一般的な水染めは、染料の入ったピット漕に革を漬け込んで染色します。しかし、GANZOのコードバンはより透明感を出すために、革の表面のみを染色しています。染めを行う職人の中でも、数人しかできない難しい技術です。
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捻引き/飾り捻
捻引きとは捻(ねん)という道具を用い、職人が一つ一つ丁寧に縁に線を入れ、輪郭を整える作業です。捻には三つの思いがあります。一つ目は「熱を入れた道具で入れるための撚」。二つ目は「念には念のための仕上げの念」。三つ目は「職人の気持ちを念じて入れる念」。GANZOは古くからこの流儀で捻を引いています。
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切り目本磨き
粗断ちした各レザーパーツを一型一型、型紙を使い革包丁で裁断。薄く剥いたカード段や詳細なパーツにも茶粉で着色し、磨きをかける。タンニンレザーの裁断面は、切り目本磨きに適しており、美しさと強さを併せ持ちます。もちろん裁断面にひびく裏材も革裏を使い、本磨きに影響が出ないよう徹底しています。
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渡り縫い
一枚一枚極薄で剥いたタンニンレザーは、紙の様に裂けやすいです。注意しなければステッチ跡や針穴から革が裂けてしまうこともあるため、カード段の頭をミシンが傷つけぬよう慎重に跨いで縫っています。
DETAIL
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カード段
カードの出し入れをスムーズに行えるよう、カードの重なりも考慮しつつ段を配置しました。さらに、カード段一つ一つにも切り目本磨きを採用しているため、頻繁なカードの出し入れでも革がめくれることがありません。財布自体に厚みがでないよう処理された、コバの美しさが活きる仕様となっております。
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コバ
GANZOでは、コバ(革の断面)を、前述している切り目本磨きという方法で加工します。この加工方法により、見た目が美しくなる他、長期使用で革が摩耗しても修理が可能になります。手間のかかる作業ではありますが、お客様に永く商品をご愛用いただくため、採用している職人技術となります。
AGEING
時が経つほどに、そして使い込むほどに、
持つ人の個性と共にエイジングを重ね、
やがて唯一無二の逸品となる。
あなたに選ばれ、使い込まれることで
パフォーマンスの頂点に達し、
替えのきかない
オリジナルとして完成されていくのです。
HOW TO CARE
- 使い始めの頃
- しばらくは柔らかい布で乾拭きにて拭き上げる程度にしてください。クリーム・ワックスなど使用し磨くと革表面にくもりが出てしまい、逆に艶感をおとす事になります。
ご使用になられるうちに手の脂分で独特の風合いが出てくる革の変化をお楽しみください。
- 表面がカサついてきたら
- 乳化性タイプ無色 成分はろう・油脂の栄養補給を目的としたクリームでお手入れをしてください。
※ ろう・油脂のものでしたら特にメーカーにはこだわる必要はございません。
汚れ落とし成分が入っているものはお控えください。
化学繊維のものはご使用にならず綿100%の布で柔らかいもの、(使い古しの下着・綿100%)など。もしくはネル素材など。
- ・クリームは直接革に付けずごく少量を柔らかい布などに取り、手の甲でクリームを布に馴染ませ、
革表面に薄く全体に均等に延ばすように塗りこみ拭きあげてください。できるだけ均等に、
ムラなくごく薄く塗りこんでいくのがコツです。 - ・革表面に色付けしている染料との相性がありますので、ご使用前に目立たないところでシミや
変色が出ないかお試しください。その他、クリームの注意書きをご覧ください。
クリームを付け磨き上げた後は、艶感が若干なくなり表面が白っぽくなりますが、これはクリームに含まれているろう成分が革表面に浸透するのに時間が掛かり、残ってしまうことによっておきる現象です。ご使用後、馴染んでまいります。 - ・クリームは直接革に付けずごく少量を柔らかい布などに取り、手の甲でクリームを布に馴染ませ、
無料保証制度
お買い上げ日より1年以内に通常の使用状態において
次のようになった場合は、無料修理を致します。
・金具、ホックの破損 ・糸のほつれ
・ファスナーの破損 ・接着のりの剥離
- ※修理に際しましては、保証書をご持参ください。
保証書をご持参できない場合には修理できないこともございます。 - ※修理の内容によっては有料の場合もございます。
また、お買い上げ金額の10%をポイント還元しており、そのポイントを修理代金として
使用することもできます。次回ご利用時に、商品代金の割引としてもご利用いただけます。 - ※ポイントは、オンライストア、直営店購入時のみ獲得・ご利用いただけます。